【レビュー】心理学初心者が「嫌われる勇気」を読んだ [いい点と悪い点]

こんばんは、わいまつです。今日は、「嫌われる勇気」を読んだ感想と、この本の良い点・悪い点を書いていこうと思います。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

この記事では、「嫌われる勇気」を読んだ感想良かった点と悪い点に分けて書いていきます。また、その理由も添えて書いていきます。なるべく分かりやすく書いたつもりです。私なりの考察も含めて書いてくので、ぜひ参考にしてみてください。

心理学

 

感想

さて、この「嫌われる勇気」。Amazonの本部門全体のランキングでも20位前後と高い順位を誇っています。レビュー数も2000オーバーとすごい数です。発売日自体は2013年なので、著名な方に紹介されて注目されたのでしょう。

読んでみると、なるほど。売れるのは納得できる内容でした。心理学という、かなり難しい学問を扱っているのにも関わらず読みやすい。これまで心理学の本をあまり読んだことがない私でも理解できるように噛み砕かれて書かれています。

私はこれまで、自己受容の本はいくつか読んだことがあります。DaiGoさんの「ポジティブ・ワード」とか、「自分らしい生き方」などその手の本です。こういった昔の学者が書いた本は読んだことがなかったので、その点において私は、心理学初心者といえるでしょう。入門者とも言えます。

本書は、アドラーの思想についてまとめた本なので、堅苦しくなく、読みやすく、わかりやすくまとまっています。まさに初心者向けの本と言えるでしょう。

ただし、この本は読むタイミングによっては、毒にも薬にもなり得ると感じました。そう思う理由を以下に書いていきます。本書に対しての良い点と悪い点をわたしなりの意見を述べながら考察していこうと思います。

良い点

青年と哲人のやりとりが面白い

心理学などの答えのない学問を扱うさいに、テーマが難しくなり、理解しづらくなってしまうのは、この手の本にありがちなことのように思います。本書は、2人の登場人物が会話形式に進んでいき、理解しやすくなっています

哲人が主張➾青年が反論、否定という会話形式で内容が展開されていきます。なので、青年が自分が思っている疑問を代弁してくれています。(もちろんマッチしないときもある)なので、納得しながら読み勧めていくことができます。いいぞ、青年もっとやれ。って気分になります。

この点が本書における良い点です。これが8割くらいを占めるのではないかと思っています。それだけで良書と言えると思います。内容はすでに評価を得ているアドラー心理学から来ているわけですし。

で、この青年の感情、言葉が面白い。読みながら笑ってしまう場面がいくつもありました。日本人の方が書かれているので、笑いのツボも日本人向けなのでしょうかね。

心理学の基本が詰め込まれている

私は心理学のプロではないですが、何冊かは読んだことがあったので、それと照らし合わせて言います。主張していることはだいたい同じでした。もちろん本書で初めて知ったものもありますが。

そういう意味では、本書は基本を抑えられるものであると言えます。なので、心理学の本を読んだことがない人でも安心して読める内容だと感じました。前項でも述べた通り、会話形式で進んでいくので、納得して読めます

立ち止まっている人には強く刺さる

人間関係や、人生の目的などに悩んでいる。そんな人には、本書を読んでみると強く刺さると思います。立ち止まっている=自分を見失っている状態だからです。

そんな人には本書をよく読み実践すると良い気がします。大事な部分はメモして、壁などに貼り出して、それを見て、意識するだけでもだいぶ楽になると思います。私のおすすめは特に前半部分です。

悪い点(許容し難い点)

意味はわかるけど現実的でない箇所がある

あくまで私が読んだ感想です。

本書には、明らかに実践できない箇所もありました。本書は現実をおなざりにしていると感じました。言っていることはわかる。でもそれは理想で、現実は違うのだ。と。まるで青年と同じようですね。

本書では、競争はやめろと言います。競争は他人を意識しているから自分の目的から逸脱している。と。でも今の世界は明らかに競争の中にいます。その中で私が競争をやめたらどうなるでしょうか。私だけ世界に取り残されます。私がこの本通りに動いても、周りはそうしてくれないからです。

そうしたことで失うものは大量にありそうです。それは本当に幸せと言えるのでしょうか。

私が本書を読み終わったときの感想は、「聖人」になれってことか。と思いました。欲に溺れず、感情をコントロールし、幸せを掴む。虚無僧のようなロボットのような生活を強いられそうだ、と。私にとってそれは幸せから程遠い気がしました。

つまり人間にとっての幸せに答えはないはずです。この本通りのことが幸せな人もいれば、逆が幸せに感じる人もいます。幸せの形はひとそれぞれであり、その実現方法もまた、ひとそれぞれなはずです。

私が一番許容しがたいと思った項目は「子供に対しての接し方」でした。

本書では、子供に対し、褒めることも叱ることもせず、ただ見守るスタンスです。選択肢は与えるけど、こちらからは働きかけないというような。

私はこれに対し、頑として反対します。子供は自立するまでは弱者であると思うからです。思考のレベルが大人とは違うからです。子供は一時の感情で選択をしてしまいます。適切な選択をとれないのは、学習が足りなく、経験も少ないからです。それを自業自得というのは暴論です。

みんながこの通り子育てしたら、国は滅びます。文明レベルは落ち、世界が破滅する未来しか見えないのです。

親は子供が自立し、判断が正しくできるようになるまでに多くの選択肢をとれるように、導いてあげるのが務めです。選択したあとは干渉しない。この主張は譲れません。

反論は私までどうぞ。

目的を見つけこれから突き進んでいく人には向かない

この本を読んだときに私は、割り切ることにしました。確かにそういう幸せの形もあるだろうと。ただし私は今、前を向いて悠長に歩いている暇はないのです。私は今走らねばならないのです。ほっといてください。

私は今フリーランスエンジニアとして独立し、まだ日が浅いです。毎日学習をし、自分を高め、どう生き残るかを考えています。そういった状況にこの本は向かないと感じました。

なので、今頑張る時期、頑張ろうとして意気込んでいる人には向きません。本書はその心意気を柳のように受け流してしまい、霧散させてしまうでしょう。争うのは悪いこと。自分を取り戻して。というように。

確かに焦りは禁物かもしれません。でも頑張る時期は絶対的に必要です。自分の限界を超えるためにも。ここも私の譲れない主張です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本書は入門書ですが、実践し難いものも含まれています。ですが、アドラーの思想については知ることができます。これをどう活用するか。ぜひ一読して考えてみてはいかがでしょうか。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

参考

参考として、私がこれまで読んだ本を紹介しておきます。

ポジティブ・ワード

 

つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法

最後に、私が持っているこの意見も正しいものか疑問を持っています。おそらく議論しないと消化できない疑問もあります。ぜひ、コメントなりであなたの意見を聞かせてください。

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